2015年5月26日火曜日

ブラック企業と見られる影響の大きさ

 最近、以前に「ブラック企業」として取りあげられた企業の業績不振がいくつも報じられています。

 業績不振の理由はそれぞれの企業で異なりますし、ブラック企業と呼ばれたことが業績悪化の直接の原因とは言えないでしょう。

 しかし、企業経営において、ブラック企業と見られることの影響度や危険性は、今後ますます大きくなっていくような気がします。

 恐らく、消費者(お客様)が持つ企業イメージの悪化による問題よりも、良い人材が集まりにくくなるといった企業の人的資源に直接影響が及ぶことによる問題のほうがより深刻なものとなっていくでしょう。

 これは、少子高齢化や一部の企業で進められている非正社員の正社員化・限定正社員化の流れとも相まって、より影響度は大きくなっていく可能性があります。

 私たちコンビニ業界にも、ブラック企業と呼ばれる危険性は常に存在していると言えるでしょう。

 特に、予約商品の獲得推進カウンターFF(ドーナツやおでん、フライヤー)などのキャンペーン時の売り込みについては、本部やお店のやり方次第では大きな危険性をはらんでいることを危惧します。

 数を追求するあまり、従業員さんがご本人の意思とは裏腹に、自費で多くの商品を購入するなどの行為を招いているような実態がもしあるとしたら、これはとてもブラックな状況と言わざるを得ないでしょう。

 現在のコンビニ業界は、従業員さんの働く環境を維持・向上させながら、売り上げ・利益の確保も同時に図っていくという難しい課題に立ち向かわされているのかもしれません。

2015年5月19日火曜日

人の成長を邪魔するもの

 人が成長する上で、「気づくこと」の重要性がいろいろなところで言われています。

 『人は他人によって成長するのではなく、自ら気づくことによって成長する』、『人は育てるのではなく、育つもの』などという表現もよく目にします。

 こうした表現は、子育て人材育成に関する本、あるいは心理学精神世界を取り扱った書籍にも書かれていることが多いようです。

 私自身も過去を振り返ればなるほどと思うことがありますし、お店のスタッフの成長の仕方をみて、納得することも多くあります。

 それでは、気づける自分になるにはどうすればよいのでしょうか。

 以前の記事(『成長する人の特徴』 2014.12.25)で「メタ認知」のことを書きました。自分を外から客観的にみる力・状態をいいます。これはある意味で、自分の感情から一旦離れて、自分の感情を外からモニターすることと言えます。

 めまぐるしく変化する日常生活の中で、自分の感情から離れて外からモニターするなどということは、なかなかできることではないでしょう。最近、「瞑想」などをお勧めする本が書店で目立つようになっているのも、こうしたところから来ているのかもしれません。

 人の成長を邪魔するものの中で、「思い込み」と「決めつけ」がとても大きなものだと私は考えています。「固定観念」や「既成概念」という言い方もできるでしょう。

 思い込みや決めつけがあると、物事を客観的にみることができなくなります

 ノーベル賞などで有名になる科学者や研究者の多くが「今までの常識」や「固定観念」を打ち破って大きな成果をあげています。昨年の青色発光ダイオードにおける受賞でも、実験中にミスと思われたことが大きな発見につながった事例が紹介されました。

 常識や当たり前と言われていることを疑い、思い込みや決めつけを排除して取り組むその姿勢・考え方に、大きな成果の要因があることを実感させられます。

 凡人の私としては、せいぜい自分の感情をできるだけモニターして、「今、自分はイライラしているな。いったい、どうしてイラついているのだろうなどと考えるように努めるのが精一杯だろうと「自覚」しています。

2015年5月12日火曜日

お店の最大の「武器」とは

 最近のコンビニ業界では、異業種の会社と提携をしての新たなサービス提供についての話題が続いています。

 利便性の高い場所で、高密度に24時間営業しているコンビニエンスストアのインフラに着目したこうしたサービスの開発や提供は、今後もますます増えていくことでしょう。

 このようなサービスを実際にお客様に提供するのはお店の方々です。新たなサービスの習得には大変な手間と労力がかかるものです。

 サービス業務の増大に対しては、スタッフの人数の多いお店と少ないお店とでは、対応力に差が出てくる可能性があります。スタッフの人数が少ないお店では不利になるかもしれません。

 しかし、最近の提携事例を見ても、インターネット関連だけでなく、介護や医療など全くの異業種との提携サービスも出てきています。

 こうした異業種との提携サービスをお店が提供する上では、お店のスタッフ一人ひとりの生活者・消費者としての実体験が持つ意義が重要になると私は考えています。

 例えば、スタッフご自身がネット通販を利用したり、介護の経験をしたりすることが、お店での業務においても意味を持つようになるでしょう。

 一言でいいますと、「スタッフの持つ知識の活用がお店経営において重要な鍵になるということです。

 スタッフの人数が少ないお店では、より幅広く、深い「知識」を持つスタッフをいかに配置できるかが重要になるでしょう。「身体」ではなく「頭脳」をもって対処していくともいえます。

 スタッフの皆さんそれぞれの得意分野を生かし、「そのことについてはあの人に聞けばわかると自他共に認めるスタッフを何人揃えられるか。

 そうしたスタッフのお一人おひとりが、何よりもお店の最大の武器」となるように思えてなりません。

2015年5月6日水曜日

お店セレクト商品の積極的アピール

 姉妹ブログにも書きましたが(「効果的なPOP」)、お店独自に選んだ商品のアピールは、お店の差別化を図る上で有効な手段の1つでしょう。

 お客様への商品のアピールは、とかく本部主導なものとなりがちです。そうなりますと、お客様から見れば、同じチェーンのお店であればどこに行っても同じような商品をおすすめしていることになり、あえてその個店を選択する動機は薄らいでしまう結果となるでしょう。

 同じチェーンの中で差別化を図る方法の一つとして、お店が独自にセレクトした商品を積極的にアピールするという方法が考えられます。

 例えば、「店長おすすめ」とか「担当者一押し」のように、その商品をお勧めする理由を書いたPOPを作成してお客様に提示する方法が挙げられるでしょう。

 その際に重要なことは、お勧めする人の感想感動などの個人的体験をPOPに盛り込むことです。個人的な体験は、差別化の大きなポイントの1つとなります。

 お店独自のセレクト商品を購入したお客様がその商品に対して高評価を持てば、そのお店のPOPや、お勧めした店長さん・担当者に対する信用が上がります

 この信用を積み重ねていけば、それはお店の信用にもつながる結果になり、他店との差別化をするための大きな武器となるでしょう。

 例えば、サークルKサンクスには「StyleONE」というオリジナル商品のラインナップがありますが、私が食べた冷凍商品では「枝豆」はどのチェーンよりも質が高いと思いますし、他にも108円の冷凍食品には魅力的な商品があります。

 また、加工食品では、「ビーフジャーキー」は独特の食感があり、私の息子の好物にもなっています。私も最近は「揚げ塩ぎんなん」にハマっています。

 こうした高品質なPB商品はそのチェーンにお客様を呼び込む商材となりますので、その中からお店が独自にセレクトしてアピールすることで、一層の集客効果が期待できるかもしれません。