2016年11月30日水曜日

激動の予感がする2017年のコンビニ業界

 今年も残すところあと1ヶ月となりました。

 今年のコンビニ業界はセブン&アイの鈴木会長の退任、ファミリーマートサークルKサンクスの経営統合などの大きな動きがありました。ローソンも資本と経営陣の強化が図られました。

 来年のコンビニ業界を展望する上で、私が注目しているのは新生ファミリーマートの動向です。

 今年の9月に経営統合がなされましたが、ネット等の情報を見る限りでは、サークルKサンクスからファミリーマートへの店舗の移行が順調に進んでいるようには思えないのです。

 特に愛知県内でサークルKからファミリーマートへの移行が進まず、相当の数の店舗が直営店化する恐れがあるとの情報まで流れています。

 この情報の真偽の程はわかりませんが、ファミリーマート本部が公表する資料等で今後明らかになっていくものと思われます。

 私の自宅の近所にあるサークルKのお店を見ても、ファミリーマートブランド商品への移行が進んでいるのを確認できますが、残念なことに私のお気に入りのStyleONE商品も売り場から消えつつあります。

 個人的な思い入れはさておき、2017年の新生ファミリーマートの動向からは目が離せないところです。

2016年11月22日火曜日

ロイヤルホストが24時間営業を廃止

 先週、ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」を展開するロイヤルホールディングスが来年1月までにロイヤルホストの24時間営業を廃止するとの報道がありました。

 定休日の導入も検討しているとのことです(記事リンク)。

 注目されるのは、報道後の一般の人々の反応です。

 記事の下部に多数のコメントが掲載されていますが、24時間営業の廃止を肯定する意見が圧倒的に多いようです。会社に対して賛辞を送るコメントも見られます。

 興味深いのは、この報道を受けて、コンビニの24時間営業に対して疑問を投げかけるコメントが散見されることです。

 今のコンビニに24時間営業は不要という声が目立ちます。

 また、報道後の会社の株価の推移をチェックしてみましたが、下落する局面はなかったようです。むしろ上昇しています(日経平均株価も上昇していますが)。

 今回の報道をコンビニ各社がどう受け止めたかが気になるところです。

 私の勝手な予想ですが、コンビニ業界で最初に深夜営業を自由化するチェーンがあれば、そのチェーンへの世間の評価が高まる一方で、それを見て他のチェーンが追随しようとしたとしても、様々な思惑が働いて身動きがとれなくなるのではないでしょうか。

 いわゆる「早い者勝ち」の様相になるような気がします。

 今後のコンビニ各社の動きに注目したいと思います。

2016年11月20日日曜日

オセロゲームとドミナント

 コンビニ各社が重視している経営戦略の1つにドミナント戦略があります。

 本部が説明しているドミナント(集中出店)戦略の利点は、

  • チェーンの認知度向上
  • 配送効率の向上
  • 加盟店への経営指導の効率化

などが挙げられ、これが同じ地域に同じ看板のお店を出すことを正当化する理屈となっています。

 ところで、オセロという白黒のチップを使って遊ぶおなじみのゲームがあります。

 自分の色のチップに挟まれた相手のチップが裏返る様子は、コンビニのドミナント戦略を想い起こさせます。

 コンビニ業界で繰り広げられている出店競争は、まるで各チェーンが自分色のチップでゲーム盤を埋め尽くそうと躍起になっている姿を見ているようです。

 しかし、現在のコンビニのフランチャイズシステムは日本経済が右肩上がりで成長し、労働力人口も着実に増えていくことを前提に成り立つものであったと思います。

 今や時代は変わりました。

 コンビニ各社がオセロに夢中になっている間にゲームのルールはすでに「囲碁」に変わっているのに、相変わらずオセロゲームを囲碁盤の上で続けているような姿を想像してしまいます。

 「コンビニは変化対応業」と言ったトップがいますが、時代の変化に合わせてコンビニシステムを順応させることは本部が果たすべき重要な役割の1つなのではないでしょうか。

2016年11月18日金曜日

クローズアップ現代+を観ました

 昨日の「好調コンビニに異変あり」の回を観ました。

 私が予想していたよりも、かなり突っ込んだ内容の話が出たなというのが正直な感想です。

 労働委員会がオーナーの労働者性を認めて団体交渉に応じるようセブン-イレブン・ジャパン(岡山)とファミリーマート(東京)へ救済命令を出した件や、アメリカ等におけるフランチャイズ法規制の話題にまで踏み込んだことには少々驚きました。

 フランチャイズ法の整備についてはテレビでまともに採りあげられたのは恐らく今回が初めてではないでしょうか。

 ファミリーマートのオーナーさんの話から始まって、次にフランチャイズ業界全体の問題点に話題が進み、最後にフランチャイズ法規制の話へと鮮やかに流れた印象を持ちました。

 その中で、最後に木村さんが話した言葉がとても印象的でした。
こういった法規制によって加盟店オーナーが利益を得られて、本部、加盟店、そしてそこを利用する消費者が幸せになるようなシステムを作り出すことが必要だと考えます。

 惜しいのは、村田さんが今回の放送ではあまり目立たなかったことです。作家ならではの独特な視点からの発言が聞けなかったのは残念です。

 今回の放送が以前のように国谷裕子キャスターの進行だったら、どんな番組になっただろうと余計な想像を働かせてしまいました。

【追記】
 番組ホームページで今回の特集のダイジェストを見ることができます。

2016年11月16日水曜日

「クローズアップ現代+」でコンビニ特集

 明日(17日)のNHK「クローズアップ現代+」はコンビニ特集の回となっています。

 タイトルは、「好調コンビニに異変あり」です。

 番組ホームページを見ますと、ゲストは

  村田沙耶香さん(芥川賞作家)
  木村義和さん(愛知大学法学部准教授)

の2人となっています。

 村田さんは今年の芥川賞受賞作家で、受賞作『コンビニ人間』は私も読みました。

 注目されるのは木村さんです。

 木村さんの専門分野・研究テーマは「民法/フランチャイズ契約・アメリカ契約法」のようです(愛知大学HPより)。

 番組の中でコンビニのフランチャイズ問題についてどこまで突っ込んだ話が出るか注目したいと思います。

 なお、番組ホームページでは視聴者からの質問を募集しており、番組やホームページで紹介されるようです。これについても番組でどのように採りあげられるか注目です。

 いずれにしても、今回の放送は必見と言えるでしょう。

2016年11月11日金曜日

社労士試験に合格しました

 さきほど、第48回社会保険労務士試験の合格発表がありました。

 2回目の受験で無事に合格することができました。

 足かけ20ヶ月間の努力が報われたかたちとなり、今は嬉しさよりも安堵の気持ちでいっぱいです。

 今後は講習等を経て、来年の秋頃に社労士登録の運びとなります。これで安心してはいられず、さらなる研鑽が求められます。

 これからも日々勉強を継続していくことを決意しています。

2016年11月2日水曜日

日ハム・栗山監督の采配の裏にあるもの

 昨日のNHK『クローズアップ現代+』は、プロ野球で日本一に輝いた日本ハム・栗山監督を招いての生放送でした。

 首位ソフトバンクとの10ゲーム以上の差を逆転してリーグ優勝したことや大谷選手の二刀流での起用など、組織のリーダーとしての栗山監督に私も以前から注目していました。

 栗山監督の采配や指導力に対する世間の評価も高いようで、番組で栗山監督がどんなことを話すのか興味があって視聴しました。

 栗山監督の話で特に印象深いくだりがありました。
(選手の起用方法について) 本当に良かったのかなって、本当にこれでいいのかなっていつも思ってるんで、自分がやってることはいつも間違ってると思ってやってるんですよ
「自分がやっていることはいつも間違っていると思ってやっている」とはとても意外な言葉でした。と同時に、その言葉に栗山采配の真髄を見た気がしました。

 栗山監督は内省型のリーダーといえます。

 このようなタイプのリーダーは相手(選手)に原因を求めるのではなく自分に原因を求めるので、絶えず自己変革を自分に課すことを迫られます。リーダー自身に厳しい自己管理と忍耐も必要でしょう。

 インタビューの最後に栗山監督が話した言葉は 、
ここまで追い込まれてても、こうやって選手と一緒に勝負ができるのはこんなに幸せなことはないんで、(野球は)人生そのものですね
 でした。その表情からは選手以上に栗山監督が輝いて見えました。